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いらっしゃいませ!
陣中日誌へようこそ!!
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今回はヴァルキュリア同様、僕たち『ヴァナルガンド』の前に、
何度も立ちふさがってくる強敵についてお話します。
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ルーシ帝国の
武将マクシム。
皇帝クローディアスに見いだされ抜擢された、若き将校です。
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なんか肌が浅黒いよね? 日サロの常連なのかな?
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そんなわけないでしょ……
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噂では、生粋のルーシ人じゃないみたいだけど、
その多くが謎に包まれているんだ。
でも、そんな人間でも重用するあたり、
皇帝クローディアスの度量もうかがい知れるね。
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あと、ムチャクチャ強いよね、アイツ!
ヘタな咒機よりも手ごわくない!?
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咒術師であるアムレート隊長と互角に渡りあえるからね……
まさに
アムレート隊長のライバル、って感じだね。
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これまた噂だと、マクシムには『咒体』が施されていて、
それで超人的な力を得ているって話だよ。
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ジュタイ……? ジュタイってなに?
わかんない言葉つかっちゃって!
ここではリントの言葉で話しなさいよ!
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……『咒体』っていうのは、僕たちの武器にも付いている
『咒構』を人の体に埋め込んで、『咒術』の圧倒的な力を得る
技術のことだよ。
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まあ、要は“改造咒術人間”ってことだね。
ただ、不安定な技術だから、
人体実験の意味合いが強くて、
「非人道的だ」って言われてもいるんだ。
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「やめろォー、ルーシ帝国!
ぶっ飛ばすぞお~~!」
……って感じの改造シーンだったのかな?
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……それはわからないけど、『咒体』を推し進めるルーシ帝国に、
恐ろしさは感じるね。
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ワタシたちは会ってないけどさ、やっぱり他にもいるのかな?
“改造咒術人間”って……
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どうかな……?
さっきも言ったとおり、不安定な技術で、
施術中に命を落とすことの方が多いって聞くしね……
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……じゃあ『栄光の7人咒体戦士』とかはいないのか。残念。
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じゃあじゃあ、フォームチェンジはするのかな?
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……何か『改造人間』に変なイメージ持ってない、ヘレナ?
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えー? そんなことないと思うけどな?
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ところでマクシムって、なんで仮面かぶってないのかな?
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やっぱり変なイメージ持ってるね……