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いらっしゃいませ!
陣中日誌へようこそ!!
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今日もヘレナは元気だね。
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もっちろん!
元気があれば、何でもできる!!
今回もハリキっていくよ~!!!
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それで?
今回は何をお伝えするの?
僕、とくに聞いてないんだけど……
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ムフフ♪
今回はね、ワタシたちの世界のことを
みんなにより知ってもらおうと思って。
題して……
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『蒼き革命のヴァルキュリア』咒工業講座~!!
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は~てな♪ な~ぜっかな♪
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きっ……気合入ってるね、ヘレナ。
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あったり前でしょう!
みんなにちゃ~んと説明できるように、
昨日、徹夜で歴史を復習したんだから!!
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でも……その……チョット不安なところもあるから……
ブルムも手伝ってね……?
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もちろんだよ、ヘレナ!
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それじゃあ、ワタシたちの世界でとっても重要な、
『咒術(じゅじゅつ)』と『咒工業(じゅこうぎょう)』
について説明するね!
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すべては18世紀の中頃にあった、
『ラグナイト』からいろんな魔法的効果を引き出すことができる、
っていうすごごご~い発見が始まりだったの。
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『ラグナイト』から効果を引き出す行為を、
人は「咒(まじない)の術(すべ)」ということで
『咒術』と
呼ぶことにしたんです。
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で、それを使える人は『咒術師』って呼ばれて、
すっごく尊敬されるようになったの。
ウチのアムレート隊長も咒術師だよ。
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これだけでも、かなりすごいことだったんですけど、
咒術は一部の才能のある咒術師しか扱えなかったので、
その恩恵にあずかれるのは一部の人たちでしかありませんでした。
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でも、そのおよそ100年後の聖暦1837年に、
世界の産業と社会構造を変えるほどの
革命が起きるんです。
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ななんと、咒術を誰でも扱えるようにする機械、
『咒構』が開発されちゃったんだよ~!
オドロキだよね~!!
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咒術は咒構によって『咒工業』として工業化され、
多くの人にさまざまな恩恵をもたらすことになりました。
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この革命的な出来事は『産業革命』とも、
その源である蒼い鉱石ラグナイトになぞらえて
『蒼き革命』とも、
後世で呼ばれるようになったんです。
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『蒼き革命』のおかげで、
ワタシたちも咒術が使えるようになったし、
咒術を利用した便利な機械とかもドンドン開発されていったんだ。
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ただ、図を見てお分かりの通り……
『蒼き革命』がもたらしたのは、便利なことだけじゃなく……
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そうそう、そうなの!
ラグナイトが便利ってことで、奪い合いが始まっちゃったし、
咒工業ですっごい兵器とかも作り始めちゃったんだよね!!
ホント、ばっかみたい!!!
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みんな便利でウルトラハッピー!
でいいと思うのに……なんで……こんな……
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その辺りは、僕たちも無関係じゃないから、
次にでも詳しく説明しようか、ヘレナ。
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そうだね。
とりあえず、今回はこれでオシマイ。
どうかな? みんな、ワタシたちの世界のこと、
チョットはわかってくれたかな?
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この陣中日誌では、プロジェクトの情報だけでなく、
こういったゲームの説明などもお伝えしていくつもりです。
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よっし! うまく説明できた!!
さっすがワタシ! さっすがヘレナちゃん!!
復習してきた甲斐があったにゃ~♪
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ヘレナ、歴史の授業中、いっつも落書きしてたもんね……
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そうなの!
なんとなーく描き始めた落書きマンガが止められなくて……
今、ノート20冊目に突入したヨ!!
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(まだ、続いてたんだ、アレ……)